2022年1月20日木曜日

私立高校の倍率

昨日も今日もですが
お昼過ぎくらいに
雪?あられ?ひょう?
のようなものがパラッと降っていました。
風もめちゃくちゃ冷たいです。

体を冷やさないように
あたたかくしましょう。


昨日は過去最多の
新型コロナの感染者数となっていましたが
今日はさらにそれをこえて
500人を超える見通しだそうです。

そして
今日から県立の学校では
原則、部活動が禁止となっています。

そんななか、
来週には私立入試があります。

ちょうど1週間後ですね。

全日制私立高校の倍率が発表されていましたが
倍率は5.19倍、
最も倍率が高いのは
就実のハイグレードで51.9倍だそうです。

が、毎年思うのですが
この倍率、意味があるのかなとちょっと思ってしまいます。

もちろん意味はあるんですよ。
この倍率から推定できるものがあるので。

ただ
実際の合格者は定員よりも多くとるので
この倍率と
実際の合格率とは大きく隔たりがあります。

就実のハイグレードでいうと、
昨年の入試では1027人が志願しています。

募集定員が20人なので
倍率は51.35倍です。

ですが、この募集定員の15倍ほどの人に
合格が出ています。

そうすると
実際の倍率は3.5倍程度ということになります。

3.5倍でも高い倍率ではあるのですが
50倍とかいわれると
単純計算で
2%くらいの人しか受からん
ってことですよね。

最難関とされている
司法試験の予備試験の合格率が4%程度ですから
さらにその半分ですよ。

ほぼ受からんやん
と思ってしまう。

でも実際はそうじゃない。

じゃあ実際の倍率を出せばいいじゃん
となるのですが
出願の時点でそれは出せないですからね。

専願の子がどれくらいいるのか、
専願の子の合格数がどれくらいなのか、
そこから
例年だと併願でこれくらい合格をだして
これくらいの数が入学してくれる
ってのを推定して
今年は併願でこれだけの人に合格だそう
ってなるので。

ということで
私立の倍率だけをみて
うわぁ…って思わなくてもいいです。

実際の合格者数は
定員数よりも多いので。

ただ、だからって
私立は誰でも合格がでるわけではありません。

10年ほど前は
県立志向がいまよりももっと強かったので
学力層が高いほど
私立を専願で受ける率は低い傾向がありました。

この頃だと
私立はみんな受かる
と思えるほど、合格数が多かったのも事実です。

しかし、近年では
専願で私立を受験する人が増えてきています。

定員の9割は専願者という学校や科・コースも
めずらしくありません。

10年ほど前では
県立実業科レベルで合格が出ていた科・コースも
いまでは岡山5校レベルでないと合格がでない
という学校もあります。

ほんの2~3年前は
専願だとどの科・コースでも
入学金が無料になる私立高校も多かったのですが
いまはほとんどそれがありませんよね。

それだけ
専願者の数が増えてきているということです。

ということは
みんな受かる
というわけではない。

私立でも落ちる子は当然いる。

ということで私立高校の
平均倍率5倍という数字におそれる必要はありませんが
私立だから大丈夫でしょと楽観視しないで
きちんと対策をして受験にのぞんでください。

過去問3年分は解いて傾向をつかむのと、
余裕があれば他の私立の過去問も解いて
変わった傾向の出題にも対応できる力をつけておこう。

今年も県立が第1志望の人が多いですが
まずは私立入試。
しっかりがんばってほしいと思います。

それから
県立高校受験予定の中3生。

3月の県立入試以降の授業2回分は
2月から県立入試までの間に
前倒しで授業を行う予定です。
日程等については後日お知らせします。

入試直前にしっかりと勉強量を増やしていきましょう。

ということで
今日もしっかり頑張ろう!!