2017年9月28日木曜日

関西高校入試説明会

今日の午前中は
関西高校の塾の先生対象の
入試説明会に行ってきました♪

来年4月の入学生から
制服が新しくなるということで
アンケートの中に
”新制服について”の項目がありましたね~

さて。
そんな関西高校ですが
変わるのは制服だけではなく
入試にも変更点があります。

まず、普通科国立進学コースも含め
全ての科・コースで
調査書入試があります。

調査書と面接だけの入試ですね。

特待チャレンジしたいひとは
学科試験も受けるといったかんじです。

いちばん上のコースでは
このタイプの入試をしていない学校が多いので
特徴的ですね。

ちなみに
普通科国立進学コースへは
3年生の9教科の評定が39以上
(専願だと38以上)
または5教科の評定が22以上
(専願だと21以上)
で受けられますので、
オール4だと足りないということですね。

調査書入試では
3年生のときの全教科の評定に
1がないこと
も含まれています。

専願だけでなく
県立との併願受験でも受けられますよ~

あとは
奨学金の制度も変わり
前よりも奨学生(特待生)の枠が増えました。

その他詳細が気になる人は
先生に聞いてくださいね♪

関西の説明会では
いつも
早川教頭先生が
2020年の大学入試新テストの話を
してくださいます。

今日もしてくださったのですが
なかなか興味深いものでしたね。

2020年度の教育大改革では
これまでの知識詰め込み型から脱却する
といわれています。

ただこれは、
覚えているかということを問われる問題から
覚えていることを前提として
それを使って考えたり、判断したり、表現したり
という力が試されることになります。

ということで
これまでよりかなり難しくなる
ということですね。

これまでは
情報処理能力があればよかったけど
これからは情報編集能力が必要になる
ということです。

10年後には
いま人間がしている仕事の
40~50%は
AI(人工知能)に変わるだろうと予測されています。

AIで対応できるところはAIに任せて
人間にしかできないところを
人間がやる
といったかんじです。

AIはどんどん進化しているので
できることがどんどん増えている状態。

だから
AIに勝つ力が必要なんですね。

AIが苦手な分野として
推論(類推)・イメージ・具体例
などがあります。

ここが、人間がAIに勝てる分野といわれています。

例えば。

例①
「彼は報告書をまた出し忘れた」
「おまけに会議に遅刻した」

これらのことからあてはまるものはどれか。

(1)わたしは遅刻した
(2)会議には報告書が必要だ
(3)彼は社会人としての自覚がない


簡単ですよね。
答えは(3)。
でもAIは(2)を選ぶそうです。

次はちょっと難しいかも。

例②
アミラーゼという酵素は、
グルコースがつながってできたデンプンを分解するが
同じグルコースからできていても
形が違うセルロースは分解できない。

セルロースは(   )と形が違う。

問(   )にあてはまるのはどれか。
(1)デンプン
(2)アミラーゼ
(3)グルコース
(4)酵素


これは、公立の中学生の正答率が9%、
県立中高一貫校の中学生の正答率が20%、
高校生の正答率が約30%の問題です。

AIだけでなく、人間も
読解力が足りていない

教科書の字を読むことはできるが
それを理解できない生徒が
2割はいる
というお話をされていました。

話がそれましたが
さっきの問題。答えはどれでしょう。


正解は
(1)のデンプンです。


それからもう一つ。
AIが苦手としていることがあります。
それは”無から有をつくること”

将来、多くの仕事がAIに変わったあとに
求められるであろう力を
この教育大改革で始めていこう
ということのようです。

わかっているだけじゃダメ。

それを使っての
思考力・判断力・表現力
が必要となるのです。

大学入試の新テストも
英語はセンター試験+英検やTOEICなどの
英語4技能(話す・読む・書く・聞く)
数学や国語はマーク+記述となり
時間も20分伸びるそうです。

グッと難しくなりますね。

大学入試が変われば
もちろん社会も変わるでしょうし
それに合わせた教育を高校でやり
高校に合わせた教育を中学でやり
そして小学校でやる

といったかんじですね。

これからは知識詰め込みじゃなくなるから
勉強はしなくてもいい
というのは大きな誤解です。

知識があることが前提なんですよね。

センター試験を
2019年度(2020年1月)までとするか
移行措置として3年間の猶予をもうけるか
それがまだ決まっていないようですが
センター試験の内容が変わったときも
猶予期間があったので
今回もあるかもしれないですね。

2019年度というと
いまの高1生が
センター試験最後かも
という年になりそうです。

移行猶予期間がない場合、
いまの高1生が浪人したら
新テストを受けることになるため
かなりハードになると思います。

ということで
いまから着実に
学力をつけていきましょう。

土台がしっかりしてないと
いくらその上に立派なものを建てても
崩れてしまいますからね。


さて。
昨日の原尾島校は
夏期講習でしっかり1学期の復習をして
8月から予習しているから余裕があるため
検定の勉強をしている人が
チラホラいましたね。

しっかり勉強をすれば
検定に合格するのは難しくないと思います。

やればできる
というのを体感してほしいと思います。

このくらいでいいか
という中途半端な気持ちではなく
合格するんだという強い気持ちをもって
日々を過ごしてもらいたいと思います。

取り組み方で
結果は大きく変わってきますよ♪

がんばりましょう!!

小学生は陸上競技会があったり
中学生は備西が近付いてきたため
部活がハードになったりと
忙しいと思いますが

忙しいことを言い訳にせず
やるべきことをきちんとやっていきましょう。

がんばりどころですよ~

ということで
今日もしっかりがんばりましょう!!